空間に薫る

関東大会に向けて、課題は山積み。
 
が、練習のスタートは10月の合唱祭の曲から。
 
「黄昏のビギン」 「雨にぬれても」 水面下でこつこつ音取りをしていて
 
ちゃんと練習のまな板に乗ったのは初めてだったかな。
 
音もリズムも苦労したけど、それなりに形になっていて嬉しかった。
 
なんか今年は苦労話が多いよね。やること多いからね~
 
 
さて、ちょっと冷静になって、音を整える練習に入ります。
 
「音色」は、歌いながら熱くなっていくのだけれど、スタミナ切れで空回り気味
 
ちゃんと和音が鳴っていないところが多かった。
 
落ち着いて合わせれば、こんなにきれいな音がする!!
 
空間に薫る花のようなもの
 
この曲のテーマ、キーワードである「音色」
 
最後の大事なフレーズが、会場では言葉として聞き取れなかったようだ。
 
ピアノの音が静まり、美しい和音が香り立つように会場に残る
 
ピアニストの思いを綴った曲を、華麗なピアノと共に、
 
合唱が言葉で表現してきて
 
最後にたどり着くところ
 
もっと美しく澄んだ透明な色合い・・香り・・音色・・
 
心に沁みる ppp
 
あぁ、むずかしいけど、最弱音の聞かせどころ、
 
きれいに歌いたい。
 
 
午後の自主練習で、「音色」を歌いとおした感想をみんなで話し合った。
 
練習もリハーサルも本番も全力で歌ったが、本番で体力不足を痛感した
 
もっと自分のものにして、もっと深めて歌いたい
 
書いてある通りのテクニック・・・音量の変化やテンポのゆれ、鳴るべき和音
 
そういうものが、もっと精度をあげて、自分の心に響くようになったら
 
きっと伝わる。