富山日記 その2

全国大会からもう一週間たちました。
 
コンクールって、向かっているときの集中した時間、盛り上がっていく気分がいいですよね。
 
NHKEテレのらららクラシックで、日本音楽コンクールの本選の密着取材をやっていました。
 
これから伸びていく若いひとたちのきらきらした感じがとてもよかったです。
 
何のためのコンクールかというと、やっぱりそのために集中して勉強できたことがよかったと
 
登場した3人がみな口にしていました。
 
目指しているものがあるからこそできる練習の量と質。それは宝物です。
 
 
さてさて、私たちの珍道中、本番当日は真っ青な空に立山連峰が白く輝いてすがすがしい朝でした。
 
県庁前の城址公園を散歩すると、紅葉がきれいで、向こうからもはまゆう御一行様が
 
にぎやかにお散歩していて、合流して記念撮影をぱちり。出番が遅いので余裕です。
 
ひとつ隣りの呉羽駅に練習に向かいます。
 
小さなホームに2両しかない電車、ボタンを押してあけるドア、ほのぼのしていかにもローカルな感じ。
 
練習会場は富山市民芸術創造センター。桐朋の大学院のオーケストラアカデミーがとなりにあって
 
広い敷地の中の落ち着いた環境が素晴らしい。大から小まで練習室がたくさんそろっています。
 
遠くへきてみんなと練習するのって好きですねぇ~
 
はるばる神奈川県合唱連盟理事長、松村努氏から電報が届き、一同大いに沸きました。
 
帰りの電車は30分に1本しかありません。呉羽駅の待合室を覗いてみると
 
ちんまり何食わぬ顔でベンチを埋めているのは、全員はまゆう御一行様でした。
 
富山に戻り、いよいよ本番への流れに乗ります。
 
早く歌いたい。舞台そでで前の団の演奏を聴くと緊張がくくっと高まるのに
 
今回はカントゥスアニメの演奏を聞いてもどきどきしませんでした。
 
歌いながらたどっていく道がきれいに見渡せていて、頭の中がクリアな状態。
 
響かないホールだけれど、ステージ上ではまわりが割合よく聞こえて、
 
やってきたことのひとつひとつを噛みしめながら歌っていきました。
 
曲に入り込んでカーッと熱くなる感動というより、じわーっとくる一体感、充実感。
 
ひとつの曲を、声つくりの基本から細部にいたるまで掘り下げてきた楽しい時間が
 
体の中で何か温かいものになっている感じ。 しあわせな気分でした。
 
今年は声が変わったとちょっと評判だったので、ちょっとばかり期待したのですけれどね。
 
やっぱり全国大会、ほかのレベルが違うのでしょう。
 
コンビニさんの4連覇って、とてつもないことですよね。
 
今回はほかが全く聞けなくて残念でした。
 
聞くことで得るものもたくさんあったはずなのに。
 
そういうわけで、打ち上げはかなり気持ちよくおいしいお酒を飲みました。
 
そしてさらに、史上かつてない2次会。
 
文吾さんにお会いしましたよ!
 
優しそうな眼の、お肌のきれいな、ちょっとシャイな感じのする文吾さんでした。
 
大賑わいでしたね。
 
おかあさんコーラス全国大会でお世話になったゆうたさんとも感激の再会
 
いろいろな合唱団の方とお話しできました。
 
気持ちよく酔っ払って、駅前にある富山の薬売りの銅像と写真を撮り
 
ホテルでばたんきゅー
 
気持ちよかった。
 
コンクールの特別な時間、やっぱりしあわせですね~