澄んだ和音

年末トリオ大会の課題曲、間宮芳生の「田の草取り歌」
 
民謡というと土臭いイメージを思い浮かべるが、間宮作品の狙いは少し違うようだ
 
単純な和音がそこここにしかけてあって、ある意味西洋の教会音楽のように
 
響きを整えることを楽しめるしくみになっている。
 
だから、まっすぐな声の児童合唱で歌うと、強い倍音が鳴ったり音が反応しあって
 
非常に美しい・・・ということだ。
 
私たちの声は子どもの声とは違う。年齢を経た豊かさという魅力の一方で
 
まっすぐな明るさ力強さを望むのはだんだん難しくなっていく。
 
だからこそこれはよい勉強になるはず。
 
というわけで耳を開いてまじめに取り組んでいます。
 
 
若々しい声、というのは可能なんですよね。
 
午後は、おばさん声を奥様にし、おねえさんにまで持っていく試みを
 
クリスマスの曲に託して歌っています。
 
詐欺か魔法かわからないけれど、かなり変身できるんです。
 
自分の体の筋肉をどうやって使うか
 
永遠の課題ですけれど、可能性を広げていきたいですね。