コンクール関東大会が近づいてきました。
だいぶ歌いこんできた「民謡」2曲も、
ピアノを外してユニゾンや和音に耳を澄ませてみると
まだまだ精度を上げなくてはいけないところがたくさん。
隅々までていねいに整えていくと
それだけでまた違った景色が見えてくる気がする。
課題曲「街路灯」も、はまゆうの音色に合っていると
マエストロが言ってくださったので、いい曲に仕上げたいと
厳しい現実の中でも気持ちは盛り上がっているところです。
ゆっくりなテンポでも流れを失わず、
支えながら表情を創っていくのは、体力的にも大変だけれど
歌うたびに、ここいいなぁ~というところが増えてきて
惹きこまれています。
”ブルーノートのような和音”…のひと言で
感度のいいメンバーはそこだけたちまちジャズの気分。
直されちゃったけど、声の色合いってちょっとしたことで
ふっと変わったりするのが面白い。
”みんな捨てよう”というテーマのモチーフ、
詩人の本当の意図を掘り下げ切れていないのだけれど、
今まで生きてきた中で、捨ててしまいたいものはたくさんある。
穴があったら入りたいような恥ずかしい思い出
忘れてしまいたい失敗や、辛い経験、苦い後悔
めぐり合いたくない昔の自分
結局引きずっていくしかないとしても、
時間は進んでいく
朝はやってくる
そんなことが頭の中をめぐっています。
曲に合った声質とか声の味わいとかがあるとしたら
要素はたくさん持っているのかなぁ。
しみじみ味わいながら、後悔しない演奏をしたいですね。