いい曲がうまれるとき

私事ですが、義母をデイケアセンターに送り出してからの出発なので
 
このところずっと練習に遅刻しています。
 
発声や心の準備が整わないままで空気を乱さないように、深呼吸してからそっと扉を開けます。
 
昨日は朝から集中度が高かったです。空気が濃かった。
 
コンクールじゃなくても全身全霊の練習。
 
「うたをうたうとき」は見開き2ページの短い曲ですが、
 
アカペラをいい曲に仕上げるのは容易なことではありません。
 
気をつけることは山ほどありますが、何より大切なのはそれを自分たちでやること。
 
エストロから与えられるたくさんのことを、その場限りにしないで身に着けること。
 
たとえば他のパートとユニゾンになっている音。
 
言われるとなぜか合ってくる、意識するだけで音が合う。
 
自分たちで耳を使って合わせられたら、もっともっといい音がする。
 
作曲家が置いて行った音の意味を、自分たちでも考えてみる。
 
言葉の持つ内容やイントネーションにあった音形や音色やハーモニーが必ずあって
 
そういうものがうまくいったときだけ、いい曲が生まれる。
 
逐一言われるのを待っていたら、間に合わない。
 
死ぬまでにあと何曲歌えるかわからないけれど、どれもいい曲にしたいですよね。
 
 
 
 
ぱっと楽譜から情報を得られない私は、強弱記号の色分けや同音のマーキングのほか、
 
要所の和音の1、3,5のポジションなど、できるだけ書き込むようにしています。(できるだけ・・・)
 
時間はかかりますが、かけただけのことはあります。(かけたぶんだけ・・・)
 
そういう道案内がない楽譜は、やっぱり横歌いしかできないですね。
 
 
「お嫁さん」はすらすら言えるところまで自分で読んできていなかったので
 
練習はばっさり打ち切り。 あ~
 
風邪ひいてたけど、本当にやろうと思ったら時間はどこかで作れたかもしれない
 
歌い込みたかったけど、言い訳しても仕方ないですね。
 
みんなで少しずつやっていけばその分ステップは登れるので、この次にかけましょう。