コロナ禍の素敵なコンサート

昨日は練習の後、緑フラウエンコールさんの演奏会に向かいました。

4月の予定だった演奏会が間際に延期になり、

この困難な中で12月の開催にこぎつけるには、

どんなにかご苦労が多かっただろうと想像します。

この時期に、充実した完成度の高い演奏会を実現できたことは

本当に価値のあることだと思うし、

何よりも、舞台の上の皆さんが歌う喜びにあふれて

キラキラしているのを見て、体が熱くなりました。

忘れかけていたものが疼くというか、とてもうらやましかったです。

お休み中の方に演奏の動画をプレゼントするという

私たちのあのささやかな企みでも、ワクワクして楽しかったのですから

大きな目標があって練習に打ち込めるのは、

達成感があってホントに嬉しいことですよね。

演出にもコロナ禍ならではの工夫があちこちに。

ドレスやお色直しなどはなく、どのステージもお手持ちの黒の衣装。

ワンピースありパンツスタイルあり様々でしたが、

控えめなアクセサリーが効果的で、

曲ごとに小物などを変えて変化がつけられていました。

黒のマスク着用の姿は、やっぱりはじめは見慣れなくてドッキリしましたが

マスクにもキラッとするものがあしらわれていて、

ちゃんと衣装の一部になっていて素敵です。

「Cat」のステージでは、マスクが猫顔になっていて、

あれはリバーシブルになっていたのかな?こんな使い方もありか、と感心しました。

舞台狭しと踊る皆さんは本当に生き生きして楽しそう。

愛を確かめ合う二人も、触れそうで触れ合わないディスタンスをとっていて

心憎い演出。

マスクをしても、音量や音色には全く遜色なく、

これは希望につながるなぁと思いました。

委嘱作品の「ケルトの祈り」、楽しみにしていました。

初めて聴いたのにどこか懐かしく、温かい旋律と心にしみる言葉、祈りに

何度も涙が出そうになりました。

とてもいい曲ですね。

こんな素敵なコンサートを開いてくださった緑フラウエンの皆さんに

心から拍手を送りたいと思います。

ありがとうございました💛

 

巷では感染が広がっている時期でしたが、

客席の対応は対策がきちんと取られていて安心感がありました。

来場する方も、感染を拡げないように責任ある行動をしなくてはと感じました。