小学生でもオケを振れちゃうんだ～
課題はモーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」
手と足が一緒に動いちゃいそうなほど緊張しているのに
最後まで自分の意志を貫こうとしている後姿にぐっとさせられる。
長い髪をなびかせながら、飛び跳ねるほどうれしそうに
棒を振っている女の子もいる。
Yさんちの○吾くんは4年生で最年少。
利発そうなおでこに一途なまなざし、ちょっと大きめのジャケットに蝶ネクタイ
背筋がぴんと伸びて、小さな紳士の趣きだ。
指揮棒を持った手が、大きな図形を描いてきびきびと動く。
迷いのない潔さ、内に秘めたものの強さ・・・
いろんなものが迫ってきて涙が出てしまった。
歌うことだって、自分の内面を外に出すという勇気がいる。
オケを前に指揮をするなんていったら、もっと強い意思表示をして
伝えて、動いてもらわなくてはならないわけで、
少しでもためらいがあったら、体なんか動かないだろうと思う。
どうやってそのプレッシャーをはねのけてきたのだろう。
ほんとに拍手拍手拍手
