『枕草子』から「あてなるもの」
音の数は少なく、技術的にも難しくはないこの曲、
不思議な魅力がいっぱいで、虜になりそうです。
ほぼアカペラで、ユニゾンや完全5度の響きにひたすら耳を澄ますと
天井で倍音がいっぱい鳴っていて、すごーく気持ちいい。
すっきり音程を保つのはこれまたすごーく大変で
少しピッチが下がったり、音色がクリアでなかったりすると
たちまち倍音がヘロヘロしたりしょぼくれたり。
そんな変化が耳に入るのも楽しいです。
シンプルな景色の楽譜の中に仕込まれている、たった一音のこだわりや、
ほんのわずかな息の流れ、音量の変化が意味するもの、などなど
マエストロが解き明かしていく細部の魅力がたまりません。
ピアノの鳴らす5度の音が雅楽の響きにも聞こえてきて
まだまだいろいろな魅力が秘められているに違いない、
もっと深めていきたいとわくわくしています。
次のステージのための新曲楽譜も続々と届いていて、
音取りも次々に取り組んでいます。
来年2月のフェスティバルでパフォーマンス付きで歌う予定。
音は高いし、速いし、英語もあるし、リズムに乗り遅れないように必死💦
全然別の難しさですが、これも楽しーい!!
いろいろな曲を楽しみたい方、今がチャンスです。
ぜひぜひ見学にいらしてくださいね~