次の楽しみ

合唱のつどいを終えてひと区切り、新曲音取りが始まりました。

上田知華枕草子』から「あてなるもの」

ピアノが淡々と弾く5度の響きが

平安の昔から雅な王朝の空気を運んでくるようで、

清少納言の洗練された美意識にも

とても心惹かれる世界です。

音の数は少ないし、複雑なリズムもなく

一見簡単そうな譜面なのですが

美しく歌うのは実はとっても難しい!

まずは正しい音程

それを支える息の持続

普通にしているだけではどんどん下がってしまう悲しさ。

すーっと耳に入ってくる発語には

きめ細かな準備があれこれ必要。

でもうまく息を入れると倍音がたくさん鳴って

あたりが明るくなるように感じました。

課題がたくさん詰まっていますが、やりがいのある曲になりそうです。

 

朝ドラ「ブギウギ」の台詞が心に沁みます。

舞台はひとりで作るものじゃない

才能とはがんばる才能のこと

続けることが一番難しい

ラインダンスのシーンに胸が熱くなったりして。

まだもう少し前を向いて続けてみたい。