6:4

「今日の演奏がうまくいかない確率は6割」
 
朝の練習で、しょっぱなから注意しなくてはいけないポイントをことごとくはずし
 
どんどん不安になり萎縮してしまって、とんでもなく音は下がり、気分はどん底
 
エストロから失敗確率を宣告されてしまった。
 
「失敗してしまってもそれは財産、今の実力なのだから乗り越えなくては」
 
アカペラは、気持ちに大きく左右される。
 
このプレッシャーを跳ね除けられるのか、今年のはまゆうを占うCantatで失敗してしまうのか・・・
 
う~ん、なぜかここで何の根拠もないのにがっとアドレナリンが出て、思い切り歌うぞ!と思った。
 
いわゆる開き直りというやつですかね。妙に吹っ切れた。
 
リハーサルの小ホール、そして大ホール、響きのいい会場へ行ったら
 
ちょっとずつ、さっきよりいいかも、と思えてきた。 (私って単純~)
 
衣装に着替え、ライトを浴び、ステージを歩く。
 
不思議と気持ちが落ち着き、めらめらと集中力が湧き上がり、本番に突入。
 
気持ちよかった!
 
なんとかピッチは下がらず、最後まで流れを繋げられた。あっというまだった。
 
こんなに緊張し、こんなに終ってほっとした本番は今までなかったですよね。
 
泣けてきちゃったというメンバーが何人も。
 
いやもう、勉強になりました。完璧じゃないけれど、次につながる収穫としては
 
失敗するよりずっとずっと大きかったと思う。
 
 
 
今日はみんなでよく走りましたね。
 
練習会場から地下鉄の駅へ、駅からリハーサル会場へ。
 
帰りの電車も、東京駅始発で座ろうと、大荷物抱えてるのに
 
エスカレーターを駆け上り、ホームを走り、みんな元気ね~
 
昼間スカイツリーまで行った人たちもいる!歩きすぎて靴が壊れちゃった人も。
 
はぁはぁしながら電車に乗ってにぎやかに帰ってきました。
 
とりあえず無事に終って、よかったよかった。
 
お疲れさまでした~♪
 
一番疲れたのはマエストロだったかな。
 
お疲れさまでした!! ありがとうございました!!!