combinir di corista 第5回定期演奏会を聴いてきました。
いい歌ばっかりだったなぁ~
特に第1ステージは東日本大震災を経験された全ての方々に捧げる
「祈り、明日への響き」というステージで、どれも胸がツンとするようなサビのある曲ばかり。
ラターのレクイエムは、数年前弟が急に亡くなった時
愛犬アルフの首根っこを抱いてずっと聴いていたっけ。
コンビニの声にはいつも落ち着いた知性の響きを感じるのだけれど
今日はより温かかったというか、祈りに満ちていて心に沁みた。
聴いているうちに足元の砂がさーっとひきよせられていって、歌になってホールに満ちてくる。
何も考えなくてもハートを持っていかれて委ねてしまって心地よい感覚、
久しぶりに味わった気がする。
カワイプロジェクトの「前へ」という曲、よかったですね。泣けちゃいました。
回りでもハナをすするような気配があちこちでしていました。
これだけでも既に多彩なプログラムなのに、さらに武満あり、ローリゼンのフランス語あり
松下耕の民謡ものまである。かなり難度も高そうだけど歌いきっていました。
毎年コンクールと演奏会、あっぷあっぷしないのかなぁ。
上質なハーモニーのまとまりを崩さず、何かを伝えられるほどに歌いこなすというのは
相当大変なことだと思うのに、すごいですね。