一歩ずつ

今週も手ごたえのある練習でした。

正面に鏡のある練習会場は外から見える自分がいやでも目に入り、冷や汗ものですが

みんなの歌っている顔、真剣な表情もよく見えて気持ちが上がります。

積み重ねた練習量が多くなってくると、一回の練習の密度が上がり、吸収できることも多くなってきますね。

最初から声が揃ってしまう高校生とは違う大変さがたくさんあるけれど

いろいろ考えながら自分の声や筋肉をコントロールする術を身に着けるのは

それなりの迫力があるような気がします。

同じ個所をあれこれ手を変え品を変え、違う言葉で噛み砕こうとするマエストロ語録で

楽譜は書き込みで真っ黒け。

前に立っているだけでは到底足りず、各パートに接近出張のマエストロ、

発する情報量も、全身の運動量も相当なもの。

今までと違うニュアンスを加えたところも、ぐっと表情が変わり、発見がありました。

とはいっても、楽譜に書いてあることを忠実にやってみたということなのですが

作曲家の意図、演出の効果をひとつずつ掘り起こす面白さは格別です。

覚えることがいっぱいで、見逃してしまっている楽譜の中の言葉は、まだたくさんあるのかもしれません。

「君死にたまふことなかれ」 初舞台まで練習はあと1回を残すのみ。

まだまだ荒削りですが、次へつながるいい演奏がしたいです。


ここ2回の練習を見学してくださった方が本日入団!

この曲と緊張感ある練習を前向きに受け止めてくださったのですから心強いです。

午後の自主練習も、発声と笑いのツボをばっちり押さえたきめ細かなレッスン。

外に出たら朝の雨雲は吹き飛んで、おひさまキラキラのいいお天気でした。

心も晴れ晴れ。 またがんばろう♪