今日で6月は終わり。 う~、早い、早すぎる・・・
今週末の初舞台を控えた最後の練習、白熱しました!
ようやく話の流れが体に入ってきて、歌舞伎の回り舞台のように場面が展開していきます。
ピアノも独特の合いの手の間などが邦楽そのもので、なかなか面白い仕上がりになりそうです。
先週、目線をどこへ向けているのか意識するといいというお話がありましたので
たまたま目にしたTVで平原綾香が「オリビアを聴きながら」を歌っている様子を観察しました。
伏し目がちのささやくような声から、まっすぐ前を見つめてみたり、天を仰いで熱唱したりと
ストーリーがごく自然に歌い分けられていて、ぐーっと心に沁みるものがありました。
「君死にたまふ」も、切実に祈る部分、回想シーン、心が乱れ胸の内に様々な声がこだまする場面、
などなど、次に何を歌おうとするのかわかってくると、目線や表情も自然に演じられるようになります。
とはいえ、3パートの複雑なリズムの掛け合いがうまくいくかどうかはかなりスリリングで
マエストロのきびきびとした腕の振りはことのほか忙しく、楽をしていただくのはもう少し先のことになりそう。
ようやく楽しみになってきたステージ、精いっぱい演じてきましょう。