しあわせな時間

コンサートが終わりました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。

大好きな曲と大好きな仲間たちに囲まれて、本当に幸せな時間でした。

お天気にも恵まれて、客席は満員。

たくさんのお客様に来ていただいたことはとてもとてもうれしかったのですが

これほど大勢とは予想もしていなかったので、お客様ばかりでなく

会館や受付や会場係の方、多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。

申し訳ありませんでした。

素早い判断と適切な対応で対処してくださったので、演奏は滞りなく進んでいましたが

その時間心を砕いて走り回ってくださった方々の働きがあってこそのコンサート、

ほんとうに感謝です。ありがとうございました。



「故郷」は東日本大震災のチャリティーコンサートで歌った曲。

忘れてはいけない思いが沁み込んでいます。

『ポケットの星』を歌うと、その頃まだ幼かった息子たちの思い出がよみがえります。

「君死にたまふことなかれ」の与謝野晶子の熱い叫びは、今そのままの私たちのメッセージでもあり

集中した演奏ができました。ホールの空気がそのときだけ澄み渡っていたような気がしました。

「花束をあなたに」をアンコールで歌った時、

今までの喜び、悲しみ含んだ とりどりの花よ  という歌詞が心に沁みてぐっときてしまいました。

歌とともに過ごした時間、

いろいろなことがあったけれど、みんなみんな素敵な思い出。

こうして歌ってこれたこと、今こうやって歌っていられること

その幸せがあふれてきます。

本当に温かい拍手をいただき、胸がいっぱいになりました。


本格的な練習に取り組んだのは、去年の鳥取の全国大会の後からなので、

正味2か月、曲の歌い込み、暗譜、立ち位置、移動、振付などなど、

やること満載、覚えること山積みの毎日。

より高い完成度を求めて、練習のたびに変更修正ヴァージョンアップ。

よくぞここまでと、つい自画自賛してしまいます。

年末年始を挟んで大変でないわけがなく、大変に違いないのだけれど、

なぜかそれがものすごく楽しいのですね。

うまくいったときも、へたくそでしょうがないことも、笑いの種にしてしまうおおらかさ、たくましさ。

いつもいつも、歌った後は元気いっぱいになります。

今日はまた次の10年へ向けてのスタート。

たくさんの力、多くの人たちに支えられていることを忘れずに

これからもいい歌をたくさん歌っていきたいですね。