4月はステージが2回もあります。
あっという間にやってくるので、どの曲も一人前にするためにがんばらなくてはいけません。
「おくのほそ道」は、あの手この手のありがたいご指導で、音取りも徐々に進みつつあります。
“遊女”という言葉一つでイメージが強烈に広がり、怪しさが妖しい方向に・・・
音を引きずるようにふくらましたり揺らしたり、ぞわぞわと波のたつような感じ
古びた宿に青白い月の光・・・
きゃ~、ホントに怪談話じゃないのだけれど、だんだんイメージができてくると
化けるのは大好きな私たちは力が入ります。
お隣で歌っていたEさんが、そんな声の捌き方がものすごくうまいので、笑いをこらえておりました。
どうやらこの曲、スイッチが入ったようです。
曲創りがとても楽しみです。
「鎌倉」も、歌いながらいろいろなことが思い出されます。
あの大銀杏が2010年に倒れてしまい、とてもショックでした。
おもえば大震災の1年と1日前だったような気がします。
1000年のご神木でも倒れてしまうのだけれど、あの時生まれてきた小さなひこばえが
ちゃんと若木に育っているのも感動的です。
私たちもいろいろなところから力をいただいて歌い続けているので、
感謝しながらいつまでもいい歌を歌い続けたいなぁと思います。