紀尾井ホールで歌ってきました。
あいにくの雨でしたが、桜は満開。
風格のある老木のどっしりとした枝振りが素晴らしい眺めでした。
どの季節も花が楽しめるのですね。また来たいです。
何度か歌ったことのあるホールでしたが、やっぱりいいホールだなぁとしみじみ思いました。
歌い手の気持ちをくみ取って響きを残してくれるような心地よさ。
ピアニシモのユニゾンなどとても緊張するのですが、
あたりが明るくなるようなピンとした集中力で歌えました。
「鎌倉」の後の張りつめたような静けさから、喜びに満ちて「花束をあなたに」へ移っていく展開
花が開くようなしあわせな気持ちがいっぱいにあふれてきました。
素敵な時間でしたね。またここで歌いたいです。
演奏の後は、「花束をあなたに」の詩をかいてくださった うめさわかよこさんに
お会いすることができました。
ご自分の詩が歌になったのは初めてとのこと、美しい声で歌っていただいて感動しましたと
とても喜んでくださいました。
目の手術をされたばかりでしたのに千葉から駆けつけてくださり、ロビーで記念撮影。
思い出深い一日となりました。
衣装も、いつものラベンダードレスに衣装部さん手作りの桜のコサージュが映えて
この日にぴったりの装い。ステージのたびに工夫を凝らした品々が登場、感謝です。
合同演奏は岸先生の指揮、佐々木典子さんのソロ、弦楽も加わり、指揮の先生方やピアニストも
一緒に歌うという華やかな演出で「ウィーンわが夢の街」
長い一日でしたがとても充実していました。
なんといってもこのステージに向けての練習の時間が、とても充実してしあわせだったと思います。
マエストロの深い洞察、多彩なアプローチ、的確なアドヴァイス、たくさんの新鮮な発見
イメージを広げ豊かな音楽を運んでいく美しいピアノ
コンマスの細やかで丁寧なレッスンの積み重ね
本当に恵まれていますね。
練習した分、身につくものが必ずある。
さて次は「おくのほそ道」
頭の中にいっぱいだったものを一度全部入れ替えないと次が入ってきません。
やってきたことをみんな忘れてしまわないように (あ~)
がらりと違う曲を一から覚える作業が待っています。
次から次へと楽しみが続いてうれしいですね。 (は~)
またみんなで楽しくがんばりましょう♪
ありがとうございました。