先日テレビで、睡眠時無呼吸症候群のことをやっていた。
やわらかいものを食べるようになって以来、人間のあごは小さくなり、
その影響で、舌がどんどん喉の奥に収容されるようになってきているそうだ。
頭蓋骨から首にかけての透視画面で、喋っているときの舌の動きを見たが、
丸まったり伸びたり、微妙にふくらんだりひっこんだり、それはもう実に複雑な動きをしていた。
舌根も、とても長くて奥のほうまで続いているので、ひとくちに舌根を下ろすといっても
結構たいへんなことなのですな。
知能的には人間にかなり近いチンパンジーやボノボ。
彼らに言葉がないのは、舌を操れる能力がないかららしい。
舌の形を作って母音を発声できる装置もあった。
人間の声は、音が識別できるだけではないですもんね。
美しくありたいし、さまざまな感情や知性やいろいろなものを表現しようとする。
歌うということは、さらにさらに高度な試みなのですね。
画像に写っていた鼻腔や口腔、喉のなかの舌やらなにやら、
思い通りにできたらいいな~