熱を放つ

今どき熱の話をするとちょっとドッキリですが、

コロナではなく練習の話です。

あっという間に強化月間は終わりですが、小さな目標でも

そこに向かってみんなが頑張った甲斐はあったのかなと思います。

なかなかうまくできなくても、うまくなろうとする気持ちが満ちていて

練習が熱を帯びているのが感じられます。

「寂庵の祈り」にある”平和”とか”幸福”という言葉が

どんなに大切だったのかということが身にしみて感じられる時代。

そこに生きているわたしたち。

経験することが考えることにつながる

エストロがラジオで耳に挟んだというお話にぐっとくるものがありました。

今自分にできることが何なのかもわからないけれど

この歌を歌う時にこみあげてくるものが、

心の中で熱を放っているように感じるのです。

 

「おかる勘平」も邦楽の色合いが加わってぐっと濃くなってきました。

歌舞伎の柝(き)の絶妙な間合いや講談師の声色などなど

エストロ得意の実演が挟まれると、みんなとたんにその気になるので楽しい。

やりたいこと、やろうとしていることにまだまだ届かない歯がゆさ。

表現には気持ちだけではなくて技術的な裏付けが必要。

現実は厳しいですが、やりがいがたっぷりあるということで

来月も引き続きがんばりましょう。