その音の意味は?

コンクールが近い。

練習が熱い。

目下のテーマは、‘どの音にも意味があるように歌う‘ こと。

そう思って歌ってみると、準備しないで出してしまう声とか、

ただ伸ばしているだけの音符とか、ちゃんと立ち上がっていない和音とか

中途半端なダイナミクスとか、不明瞭な発音とか、さまざまなことを

ひとつずつ丁寧にさらいなおしていくことになる。

もう随分歌いこんだつもりだった曲が、まだこんなにできることがあるのか

と、どきどきしてしまう。

コンクールを目指すと、こういう緊張感が味わえてとてもうれしい。


パートの境目に立っていると、DIV.のバランスを整えるために

一部お手伝い、パート変えを命じられることがある。本番が近くても・・だ。

でもだれも、えぇ~!と言わないし、顔色も変えない。

変えたことで、ぱきっと音がよくなるから。

心の中ではひぇ~~♪と思ってると思うのですけどね。

練習の後、一生懸命ピアノで音を確かめてる。

みんなえらいなぁ~。