感覚を呼び覚ます

県連の合唱祭を聞いてきました。

(一応別の合唱団で参加して歌ってきたのですが)


ゲストにお琴の演奏があって、とてもいいお話をされていました。


お琴は、本当に小さな音しか鳴らないので、

海外で琴の演奏を始めた頃は、もっと大きな音や器用なことができたらいいのにと

思っていました。でも、大きな音は聞き手が何もしなくても耳に入ってくるけれど

小さな音は、聞こうと思って耳を澄ますので集中した空気が出来る、そこに

演奏者と聞き手の一体感が生まれるのです。

感覚を呼び覚ましてくれるような気がします。

そのことに気づいてからは、幽けき(かそけき・・というのもいい言葉ですね)音の琴を

演奏することがとてもしあわせだと思うようになりました。



聞き手の感覚を呼び覚ますって、すてきなことだなぁと思いました。

一体感っていいですよね。ノリノリのときも、何かが心に届くときも。

惹きこまれる演奏・・・をしたいですね。