声の力、息の力、響きの力・・・力持ちになろう

櫻井先生のヴォイストレーニングは久しぶり。

響きを上にとか、芯をしゃべるとか、声の厚みを増す、といったキーワードが

響きのいいホールでやってみるとよくわかるので、ついがんばってしまう。

録音を聞くと妙に自分の声が大きく入っている気がして冷や汗。


引き続きマエストロの練習に入ると、皮一枚の音程、子音の鮮明さを実現し

フレーズをつなぎ、運んでいくエネルギーを保つのに、いくらでもエネルギーが要る。

これくらいのホールでも、体はがんがん使っても喉は楽だから

コンセルトヘボウの響きやいかに、と想像する。

アルトは母音で歌ってた方が全体の響きがキレイ、などといわれると

帰りたくな~い、というマエストロのつぶやきを思い出してドッキリ・・・


「機織る星」は覚えやすいですね。低声部は音の動きが割りと単調で、

ソプラノのメロディーのお供の役割が多いのだけれど、それはそれで

役割に徹すれば快感にできている気がする。

もっとも今日は、それももごもごしていると指摘されてしまったけど。

ああしてこうしてこうやってと、やること考えることが増えてくると

歌うのがぐんと楽しくなる。

色がカラフルになって、折りたたんでいた襞をひらくと面積体積がぐわっと広がる

紙細工みたいな感じ。

もう30年も歌い継がれている高田作品、詩の内容も古風だけれど

高校生が歌うような曲ではなく、艶やかな声の質感が出せたらいいなぁ。

やっぱり体力つけなきゃ。

冷房が効いていて、だんだん肩が冷えて頭痛がしてくるし

ちょっとヒールのあるサンダルを履いたらひざが痛くなり

ぶつぶつぼやいてたら、このごろそんなのが多いねぇと笑われた。

歌ってるとエネルギーが出てくるのだけれど、基礎体力は必要ですな。