ほんの少しのピッチの違いがその曲の生命線を握っている。
シンプルで美しいメロディーがぐっと心にしみる。
そこに乗っている言葉の表情が、心からそう言っているように聞こえる。
それは、クリアで明るい正確な音程を通過できたときに
やっと広がる世界なのだ。
きれいな曲だなぁ、きれいに歌いたいなぁ、と思っているのに
あちこち重くなったりくすんでしまったり。
でも、ほんの少しのこの大切なピッチの明るさは、
また、ほんの少しのイメージで、できることでもある。
先に体を開けていくこと、下がらないようにささえること。
ほんの少しのことなのに、この違いはものすごく大きい。
ほんの少しがんばればできることなら、ぜひぜひ実現しよう!
そんな元気や勇気が湧いてくる練習だった。