残り少ない貴重な練習。
前日少し熱っぽくてのどが痛かったし、まだかすれる感じだったので、
無理かなぁ~と思ったらすぐにやめるつもりで、おそるおそる歌ってみました。
自分でどんな声が出ているのかよくわからない・・ので、ひたすら耳を使い
まわりと溶け合う、違和感のない、同じ周波数の空気振動を出すことに努めました。
暫く使っていなかった腹筋背筋頭頂筋顔筋がいうことをきくのかも心配で、緊張しました。
だからなぜか、パートにダメだしが出るとほっとするというか、やり直しが何度もできると安心。
歌っているうちに、いやいや、同じところに立って息を吸っているだけだったかもしれませんが
体中の細胞のひとつひとつに、じわっと何かが注入された感じがしました。
帰ってからも声はかすれなかったし、翌日は少し調子いいかも。
うるおいが足りないところに効く、ヒアルロン酸みたいですね。
私事ですみません。
昨日の練習は、あちらこちらの和音がだんだんよく鳴るようになり、
倍音が味方になってくれたのが気持ちよかったですね。
ゆるみがちなテンポや、移ろいやすい音程も、みんなで集中して繰り返せば
いいところにはまってきます。
音色も音圧も、重なり合うところのアンサンブルも、磨けばまだまだ光ります。
いつまでも原石でいるわけにはいかない年齢なので、せっせと磨き続けましょう。
メゾが苦労している音色を、オクターブ下のアルトが支える構図というのも
いい感じでしたね。合唱はみんなでよくなればいいんだし。
かすれ声でも、振動に混ざって倍音の材料になれればいいやと
ちょっと気持ちが楽になりました。みんなでうまくなろう!