感情と筋肉

感情と筋肉の関係、気分と音程音色の関係については、思い当たることがありますよね。

さわやかな高原のイメージでブレスをするとピッチが揃う、などということはよくあることです。

歌を歌う人は感情の豊かなひとが多いですし、

特にはまゆうなひとはその気になるとすごいので(化けるといわれています)

シリアスな内容の曲になると、音色は暗くなり音程もフラットになりがち。

曲想に合っているとはいえ、音程はもっと正確にしたい。

ということで、それなりに試してみました。

“欲を重ねて老いるのではなく” 

アルトの決めゼリフ的フレーズで、それこそ深~く作っていたのですが、説教じみていて暗くて重い・・・・

それを変えるべく、イメージはコンサートのはじけるステージで歌ってみると

それ以上やると軽薄でありがたみがなくなる

さじ加減が難しいですが、コントロールできるかどうかが大事なところ。

いろいろやってみると面白いですね。

とはいえ、面白がっているほど時間はないので、マエストロがパートの前に出向いてくる出張回数も増えます。

コンクールモードの練習は、実はすごく濃密で楽しいのです。

ちょっとした子音や母音の加減、他のパートとのバランスや協力関係などが

無数のつながりやひろがりをつくっていく。合唱ならではの醍醐味です。

言われないとやらない・・・などといわれないように、練習ではもっといろいろなことを試みましょう。

筋肉も直接鍛えないといけないですけれど、emotion は motion に直結しているので

いろいろなアプローチが有効かもしれないと思います。