一字一句に神経を使う。
最初の1小節にどれくらい時間を使っただろうか。
微妙な音程や音量や速度の変化を、楽譜に書いてある通りに、しかも自然に流れるように実現する。
ごくごくシンプルな課題曲なだけに、ハッとするような美しさを引き出すのはとてもむずかしい。
他のパートが苦労しているのを、ふぅ~む、と思って聞いているのだが
いざ自分がやってみると、う・う~む、思うように体が使えませぬ。
松葉がいっぱいついていると、目で見てやろうと思った時には終わって通り過ぎているのでした。
でも、形としては同じようなフレーズを3回繰り返すだけ、のような曲に
これだけやることが詰まっているのかと思うと、とてもうれしくなります。
他にはできないことができるようになるかもしれない。
地道な努力の積み重ねが、ここにいるとたいそう楽しいのがいいですね。
「お座敷唄」も、ちょっとずつですが書いてあることができるようになってくると
おぉ~こうなっていたのか、という発見があってワクワク。
笑ってばかりいるようだけど実はみっちり練習ができているというしくみ。
実にお得です。もっとメンバー増えるといいのに。
昨日は初めて使う戸塚の会場で、夏休み中のお子さんたちがすぐそばのフロアで自習しているし
事務所もすぐのところなのに、大音量の不協和音など響かせてご迷惑ではないかしらと思いましたが
歌っているときは忘れてしまい・・・終わってから聞いてみたところ、大丈夫でしたとのことでほっとしました。
心配事があっても、歌っているとほんとに元気が出てくるのは不思議ですね。
コンクールまであと3週間、少しでもいいものができますように
心から楽しんで練習しましょう。