大銀杏

行ってきました、八幡宮
 
倒れた大銀杏を植えなおした時から、ずっと見に行きたいと思っていた。
 
絶対芽が出るに違いないと思っていたし、なんだか呼ばれているような気がしてぞわぞわしていた。
 
はやる気持ちを抑えて段葛を歩く。花曇の空に葉桜と花吹雪がまぶしい。
 
その下ではつつじやさつきの蕾がもう大きく膨らんでいた。
 
八幡宮は大きな木が多い。深ぶかとした緑の中で、あぁやっぱり妙に日当たりの良い階がおかしな眺めだ。
 
そして大銀杏。倒れて残った株元にはもう勢いよく芽生えがスタートしていた。
 
若葉の緑ってなんて初々しくって気持ちのいい色なんだろう。
 
傍らに植えなおされた千年の太い幹は、途中で切られてしまっていかにも唐突で痛々しい姿。
 
けれど、硬くて古くて岩のようになった木の肌からも、小さなちいさな芽が出ている!
 
木って太い枝を落としたりすると、非常事態エネルギーが出て、脇芽がどっと芽吹いたりするのだけれど
 
千年の老大木にもそういう力がまだ宿っているんですね。やっぱりご神木というか、神々しいものを感じる。
 
階には左側にロープが張られて立ち止まると怒られるので、なんども上ったり降りたりして眺めた。
 
これからいったいどんな姿になるのだろう、根株も幹も。
 
千年生きてきた仙人と生まれたばかりの赤ん坊。不思議だけどつながっているんですよね。
 
 
ちょうど鎌倉祭りで、偶然にも「静の舞」が奉納される日だった。笛、琴、三味線に大鼓小鼓、そして地唄
 
いよぉっ!とか、はっっ!とか掛け声かけて合わせてました。鼓なんてぱきっとしてとても小気味よい音♪
 
でもって地唄の声が張りがあって腰が据わっていて素晴らしい!いい声だなぁ~
 
「志都歌」、うまくなりたい・・と思いながら聴いていました。「鎌倉」なのにね。
 
 
久しぶりのお出かけ、鎌倉散策で気分転換リフレッシュ、エネルギーをもらった気がしました。