声の調律

嬉しいことに、コンサートを聴いてくださった方が見学にいらしてくださいました!

三善晃「街路灯」、取りかかったばかりですが、その魅力のとりこになりそうです。

響きのよい練習会場だったので、とりあえず歌いやすいというのも幸いして

和声の美しさにとっぷりつかりたい気分。

もちろんこの多彩な響きの美しさが一筋縄で手に入るわけがなく、

1小節、いや1音ごとに、息の回し方や音の当てどころ、母音の音色、微妙な音程、

パートのバランスなどなど徹底的にチェック、微細な調整を加えていきます。

ポンコツなパートにもフォームの修正をコツコツ。

メモリのついたダイヤルが欲しいくらい。

そんなこんなで、ものすごーく時間はかかるのですが、

やってもだめならあきらめるが、やると少しは変わるので…

というマエストロの言葉に希望を託していこうと思います。

せっかくの調律、すぐに元に戻ってしまわないように

それぞれの癖を直して美しい響きを追求していきたいですね。

持っている力に磨きをかけて、可能性を拓いていきましょう!