憧れ

今日のレッスンは「マルメロ」。

楽譜に事細かに書かれている記号のひとつひとつ

三善アクセントや強弱、テンポの変化、休符の取り方などなど

微妙で絶妙なニュアンスの違いを、全部実現していくのは

本当に大変と実感。

隅々まで神経を使わなくてはなりません。体力もいります。

でもそれがとても魅力にあふれていることに、

ズキズキワクワクしました!!

ピアノの流れを歌が邪魔してはいけないところ、

歌が主導権を握っているところなど、

ピアノとの関係にも気づきがたくさん。

ピアノだけで何と美しいことか・・・。

宇宙人のように耳のよい三善晃が書いた曲は

たくさんの音のすべてがみんな必要な音と聞いて

空恐ろしくなりながらも、きれいに歌いたい、歌いこなしてみたい

という憧れが一気に膨らみました。

 

正直なところ、三善作品は美しいのだけれど難しくて苦手意識がありました。

去年歌ったコンクール課題曲の「街路灯」は

音程を整えるだけで精いっぱい、

曲の魅力を掘り下げるところまではたどり着けなくて

とても心残りでした。

今度こそ深めてみたい、チャレンジです!

みんなも”やりがいがあるわ~”と目がキラキラしていました。

 

「みやこわすれ」も「枕草子」もチャリティーコンサートの曲たちも

どんな曲もどんな音も、ていねいに心を込めて

しっかり体を鳴らして歌いたい。

妙にめらめらとしている私です~。