新曲音取りが続きます。
「マルメロ」音符のあちこちに三善クレッシェンドやテヌート、
テンポの揺れの指示、音量の変化が事細かに書き込まれています。
あちこち振り回されていましたが、みんなと一緒に合わせていると
単純に音を大きくするとか長くするということではない
表情のニュアンスをたくさん表現したいのだということが
ずしっと伝わってきます。
和音の変化、和音の中の自分の役割が、もっと瞬時に
体で感じられるようになるといいのだけれど。
去年のコンクール課題曲「街路灯」に通じるものが
たくさん詰まっている気がします。
耳をたくさん使えるようになれたら、
もっと素敵に楽しめるはず。
詩も曲も、40年以上も前の昭和50年代の作品。
色褪せない名曲の魅力に触れるのって、いいものですね。
そのあとは、前奏からしていかにも演歌、歌謡曲的「みやこわすれ」の
情緒にどっぷりはまり、「銀河鉄道999」では思い切りノリノリで、
頭の中がスカッとしました。
いろいろもやもやしていることがあっても、
歌い終わると体が軽くなるのは本当にありがたい。
来年はまた毎月のようにステージがある
忙しいはまゆうになってきそうですが、
歌える場があることに感謝して、
聞いてくださる方も、歌い手も
みんながしあわせな気持ちになれたらいいなぁと思います。