魔法使い

コンクール課題曲の練習が本格的に始まりました。

三善晃の珠玉の小品「麦藁帽子」

シンプルで爽やかで美しく、審査員が手ぐすね引いて待っていそうな作品。

テンポよく軽やかに歌ってしまいたくなるけれど、思ったよりかなりゆっくりで

それだけでもハードルが上がる。

自由曲は「はたち妻」、課題曲は子どものための合唱曲

私たちは相当がんばらなくてはいけません。

でもこの曲たちをきれいに歌うことができるようになったら

私たちもきっとどこかキラキラしていられるような気がして

希望がふくらみます。

和音の色彩を感じたり、ミヨシアクセントの表情を試みたり

心が洗われる気分です。

その一方で自主練では、来年のコンサートのため

美空ひばりの名曲の音取りが進んでいきます。

こちらは山あり谷ありの人生を語る豊かな歌声が求められ

ぐっと胸が詰まることも。

こんなに幅広くそれぞれの曲の魅力を開いていくなんて

魔法使いのようです。

みんなの声と人生と愛情が重なり合う合唱には

そんなことができるのですね。

さあ、声を磨いて体を鍛えて、いい歌を歌おう~♪