こころの栄養

歌いに行くことも、誰かに会いに行くこともできないまま3月が終わってしまった。

コロナをめぐる状況は日に日に悪くなり、

志村けんさんが亡くなってから、

普通に家族を過ごせること、生きていることそのものが脅かされている

そんな空気が一気に高まった気がする。

どんなに窮屈でも不自由でも、命を守るためなら

我慢や辛抱もしなくてはと思う。

生きていなくては何にもならない。

合唱をすることは「3密」の条件が揃ってしまうので、

自分たちのところから感染者を出すわけにはいかないと

合唱団の人たちはどこも、きっとじっと息をひそめているんだろうなぁ。

でも、歌うことや音楽をすること、人とのつながり、

誰かと力を合わせて何かを成し遂げること

こういうことは生きていくのにとても大切なことのはずだ。

こころの栄養、こころの健康

そういうものがなくては、やっぱり生きていくのは難しい。

今はじっと我慢しているけれど

こんな大事なつながりが息の根を止められてはたまらない。

こんな時だけれど、だからこそ明るく笑顔で、

しぶとくたくましく生き延びたい。

 

みんなどうしてるかなぁ。

私は時間があると、つい大好きなお花の世話をしてしまう。

庭には土がなくて、プランターや鉢植えばかりだけれど今が花盛り。

苗を買ってきたパンジーサクラソウ、ネメシア、ムルチコーレなどなど

色とりどりの花もかわいいけれど、

去年のこぼれ種が芽をだしたノースポールやネモフィラ

枯れかかって持ち直したパンジー

台風で折れた株が水栽培で根を出した金蓮花

さし芽をして冬越ししたアメリカンブルー

養生させておいた手のかかる苗たちが

元気に育って花をつけ始めるのがとりわけてうれしい。

去年枯らしてしまったと思ったつりがねクレマチス

ぐんぐん新芽をのばしてくれて感激。

毎年霜にあててしまっていた君子欄が、

今年初めてつぼみをもって咲き始めたのも感激。

小さな植物にも生きる力はいっぱい詰まっているので

私たちもがんばらなきゃ。

父が作った小さな池に、今真っ黒なオタマジャクシがいっぱい。

一度大きなカエルがいたというので、ちゃっかり卵を産んでいったのかの知れない。

そのうち足が出てくるのか、楽しみにしているところ。

 

みんなも元気でいてください。