温かいものを

急に寒くなりました。

コンクール前の最後の練習は広いホールで。

ホールならではの響きの中、細部を整えていくと

やればやるほどやりたいことが湧いてくる。

祈るように言葉を発するための”間”

言いたいことが伝わる最適の音量

響きを膨らませる息の使い方

どこをとっても気を抜けないけれど、その緊張感が気持ちいい。

並びを変えてパートを混ぜて歌ってみると、

普段は感じられない音圧や熱量に包み込まれるような感覚で

全身がぞわぞわした。

みんながやろうとしていること、息遣いがダイレクトに感じられる。

「しあわせな時にはありがとう」

みんなの気持ちそのままに、温かいものが伝わる演奏ができたら嬉しい。