理想と現実

神戸から帰ってきました。
 
昨日歌ったんだよね、あのホールで。
 
もう遠い夢のことのようで・・・なんだか時差ぼけしてます。
 
うわさに違わぬ素晴らしいホールでした。
 
ホールの響きだけでなくバックルームのすべてが歌い手への心遣いにあふれていて
 
あ、これは運営も素晴らしかったということですよね。ほんとに感激しました。
 
 
 
コンクールという形のひとつの目標があることで、私たちが得たもの、経験できたことが
 
どれだけたくさんあることでしょう。何にも代え難い大切な宝物ですね。
 
結果は今年も銅賞でしたが、前日の大学、一般Aをすべて聴き、一般Bも聴ける限り聴いて
 
今の自分たちが持っているものを思えば、もっともっとやるべきことはあるなぁ
 
という思いでいっぱいです。
 
がんばればできる、というような単純な図式では解決できなくなっていることを
 
時間をかけ、知恵を絞り、励ましあって、ここまでやってきました。
 
音楽的な高い理想と的確且つ忍耐強い指導をあふれるほど注いでくださるマエストロ
 
どこの誰よりも美しい音と熱い情熱で共に音楽を作ってくださるピアニスト
 
これ以上ない指導者に恵まれ、うたごころ、気持ちだけは山ほどあるのに
 
思うようにならないもどかしさ・・・をいっぱい味わい、
 
少しでもできるようになっていくことのうれしさも心に刻み
 
結局まぐれでなく表に出せるだけのものが表現できる。
 
できることをひとつずつ確実に積み上げていくしかない。
 
それは苦労?
 
やっぱりしあわせなことかな、と思います。
 
縁あって集まることができた素敵な仲間たち、
 
胸を張って前を向いていろいろ考えて、また楽しく歌っていきましょう~
 
 
ではでは、感謝を込めて・・・また明日!