夏の観察日記

今年の夏はつるもの3種、
 
朝顔と風船かずらと、去年のこぼれ種のゴーヤです。
 
3つとも性格が全然違うのが面白いです。
 
朝顔は発芽が早く、双葉もきれいに開いてほんとうにすくすく育っていきます。
 
あっという間につるがネットの上まで伸び
 
11日水曜日に一番花が開いて、以後毎日いろとりどりの花数を増やしています。
 
苦労知らずの育ちのいい素直な性格のお嬢さん、という感じです。
 
去年のゴーヤの跡地に蒔いた風船かずらは、なかなか芽が出てきませんでした。
 
朝顔と同じ日に15粒くらい蒔いたのに、じーっと土の表面を目を凝らしてみていても
 
いのちの気配のサインがなかなかこないんです。(土がかすかに動くのでだいたいわかるんですよ)
 
2週間近くたってやっと4つ芽が出たのですが、なんとなく頼りない感じ。
 
大きめのプランターなのにたった4本・・・と思っていたらゴーヤがいくつも芽が出てきました。
 
去年すごい生命力で、一緒に植えた西洋朝顔を駆逐してしまったので
 
間引いて処分しようと思ったのですが、やっぱりちょっとかわいそうになって
 
3本だけ別のプランターに移しました。
 
風船かずらは伸び方もゆっくり。支柱を立ててあげても、ふらふらゆらゆらしていて
 
なかなか巻きつかないんです。欲がないというかなんというか・・・
 
でもいつのまにかひとつ2つと芽が出てきて、結局14本になっています。
 
なんかこの飄々とした感じ、ゴーヤとは全然正反対です。
 
白くてとっても小さい花だし、なんといっても風船ですからね、
 
あんなふわふわした軽いものだから、そんなにねちっこい力はいらないのですね。
 
それにひきかえ、ゴーヤのつるの貪欲なことといったら!
 
ちょっとでも触れようものなら、強力なコイルのように素早くぐるぐる巻きにしてしまうんです。
 
自分の葉っぱだってくしゃくしゃにして巻き込んでることもありました。
 
考えてみたら、あんなに重たい実をたくさんつけるのですから当然なのですね。
 
遠慮深くひらひらしていたら、みんな落っこちてしまうにちがいありません。
 
というわけで、優等生の朝顔と、伏し目がちで楚々とした風船かずらと
 
こぼれ種の割にずけずけとものを言いそうなゴーヤ。
 
今年の緑のカーテンは賑やかです。