「おくのほそ道」初舞台

おかあさんコーラス神奈川県大会の招待演奏、

県立音楽堂で「おくのほそ道」を歌わせていただきました。

コンサート後に音取りを始めて、初のステージです。

初めはとらえどころがなくて覚えにくい曲だったのですが

いつのまにかこの怪しさやあやうさが妖しい魅力になり、ちょっとはまってしまったかもしれません。

素材が俳句、曲が新実先生ということもあって、マエストロの邦楽素養がたのしみだったのですが

始まってみると期待以上にリアルで豊かな展開となり、お楽しみはまだこれからという感じです。

最終練習での盛り上がりに加え、当日の練習にも熱が入りました。

本番前の2時間ほどかけてコンマスとみっちり復習。

私は1時間ほど遅れて駆けつけたのですが、歌に加わってみると

楽譜に指示のある強弱の表情の幅がくっきり鮮明になっていて

伸ばす拍数の曖昧さにもセルフチェックが入り、立体感が増していました。

さて本番は、いつもよりやや広めの立ち位置、中での聞こえ方も歌いやすく感じました。

ハミングやピアニシモの音量の具合、声の揺らし具合など、どんなふうに伝わったのでしょう。

歌い終わった後、会場はし・・・んとしていたようでしたが

わけがわからず煙に巻かれたような感じ・・なのかな

それも演奏の効果、意図かもしれないので、また次も磨きをかけましょう。


少しお休み中のメンバー、Oさんが会場で聴いていて

惹きこまれるようで凄かった、早く戻って歌いたいと言っていました。

早く帰ってきてね、待っています。