中学生や高校生の指揮の指導に登場したのは、
我らがマエストロ松村先生の息子さんの優吾君。
先生の演奏会を食い入るように見つめていた幼少の頃や
県立音楽堂でみかけた、険しいくらい強い目力をした中学生、
某混声合唱団に参加していたときの今時の若者風横顔・・
思い出せる印象といえばそのくらいしかなかったのだが、
いきなり「おとな」になって正面に現れた!
聞けばあちこちでもう活躍されているらしいけれど
衝撃のデビュー!! という感じだった。
風貌のよさ(KAT-TUNの亀梨君みたい)も、
知的で落ち着いた低音の魅力もさることながら、
次々と繰り出されるコメントの数々に、惹きこまれてしまった。
マエストロの練習のときのような、はっとする発見があって、
「運命」の聞き方が変わってしまう。
少年たちへの教え方もよどみなく板についているし
指揮もダイナミックで、若いエネルギーにあふれていて目を見張った。
手がきれいだった。
歌曲の伴奏でピアノも弾いていて、これもすてき。
あらゆる要素の音楽の引き出しを、自分の中にもうたくさん作ってきているんだなぁ・・
すばらしく恵まれた環境ではあったのだろうけれど、
大学一年・・18か19才にしてこれはすごい!
驚きと感動と、なんともぜいたくな時間でした。