先日、ノルウェー・ソリスト合唱団の横浜公演を聴いてきました。
(9/8 横浜みなとみらい大ホール)
はまゆうのメンバーも15名ほど行きました。
いい演奏は生で聴くものですね~♪
上背も厚みもある立派なボディーから、柔らかに繰り出される声は
針の穴を通すような正確なピッチで焦点を結び、
この上なく豊かな和音でホールを満たす。
なんといったらいいのでしょうね、この響きの上質な質感!!
会場に何人かが出てきて歌ってくれたときは鳥肌が立ちました。
ステージの声と会場のいろいろなパートの声が呼応して
高いホールの天井から降り注ぐ響きに全身を包まれて
胸がいっぱい、しあわせでした~♪
以前はこういう演奏を聴くと、同じ人間の技とは思えなくて
夢心地ながらため息がでてしまったのですが、
なぜか今はむらむらと、あんな響きを出してみたい!と思うのです。
今日の練習はこの気持ちにぴったり!!
コンクール課題曲を、一音一音止めて和音を確かめ、整えていく作業。
自分以外の音を聞く。
聞いていたつもりでも、それはメロディーのソプラノだったりする。
となりにいるのに、メゾが何を歌っているかなんて、え・・知らない。
でも、聞こうと思えば案外聞こえるんですね、色んな音が。
主音、3度、5度。同じ音やオクターブ。
うまくはまると、やっぱり違います。
自分の周りの空気が、ずっしり実が入ったように濃くなる感じ。
ほんの少しでも、精度が上がると音が変わる。
少しずつでもいい、偶然ではなく、狙いを定めて、いい音を鳴らせるようになりたい。