昨日は鎌倉めぐりに行ってきました。
江ノ電藤沢駅集合の時点で、噴き出す汗、張り付くような湿気で風もなく、
稲村ヶ崎ではとりわけ強い潮の香り、波乗りの人々が行き交い
およそぴんと張り詰めた空気とは程遠い鎌倉・・・
でも自分の足で歩き、この目で確かめるというのは大事なことで、
「歴史」がお話ではなくってほんとにあったことだったと実感しました。
苔むした頼朝のお墓は、傍らに構える苔むした木々とともに
険しい階段の上からこちらをにらんでいるようだったし
鎌倉宮にある護良親王の土牢は、裏山全体が幽気に包まれていて
近寄りがたいものが満ちていました。
28歳の志の高い武将が地下4メートルに幽閉9ヶ月、そして非業の死
考えただけで背筋が寒くなります。
大銀杏はあれから100年たっても大銀杏のままにそびえていて、
ひこばえの若葉に、人間の及ばないような大きな命の力も感じました。
歌にそってあちこちをまわり、歌に関係ないところも
興味津々、気持ちの向くままに歩き回り
例によっておかしなこともいっぱいあって、楽しく充実の一日でした。
七里ガ浜の「斎藤さん」のお宅に姿のよいはまゆうが咲いていて
一枚みんなでスナップを!と思ったけどよそのお家なのでやめたり・・
八幡様のぼんぼり祭りで、すやすや寝ている赤ちゃんの絵柄の真上に
ミンミンゼミがとまって盛大に鳴いていたり・・
というわけで、今日「鎌倉」を歌ったら、前奏を聞いたとたんにこみあげてくるものがあり
すごい曲にめぐり合ったものだと、不思議なご縁のようなものを感じました。
今年のコンサートでは、はずした~と思ったことがかえって好転につながることが続き
はまゆうに守護霊がいて守ってくれているのかもなんて思ったり・・
(なんていうとすかさず、全国大会行かせてくださいっと拝んじゃうEさん)
神頼みじゃなく一生懸命努力するけれど、いきたいですよね札幌!
課題はいっぱいだけど、みんなと歌うとどう転んでも楽しくなる、というか
体にいいものが漲ってくるというか
パートを混ぜて歌った「機織る星」がすごく気持ちよかった♪♪
みんなといっしょに震えるようないい歌を歌い続けたい
そんな気持ちでいっぱいです。