美空ひばりの歌を聴いてみて、あらためてそのうまさや凄さに感じ入り、
自分はこんな風に歌ってみたいという気持ちがむくむく湧いてきていました。
好き勝手に歌っていると、たちまち大岡裁きのお沙汰が下ります。
出過ぎたマネはばっさり切られ、至らぬところは盛りたての命
あるいは腕利きの職人が伸び放題の松の木をばっさばっさと整えていくような
センス、バランス、美意識
ちょっとしたことでもぐっと表情が変わっていくことに
歌い手もぐんぐん惹きこまれます。
そういえば、美空ひばりは子役の頃から誰にも教わらないのに
立ち位置の選択が抜群だったと聞いたことがあります。
やっぱりそういう天性のものを持ち合わせているのですね。
私たちが歌う「美空ひばり」はどんな歌になるのでしょう。
楽しみになってきました。
「はたち妻」もどんどん歌い込みが進み
ユニゾンの精度をきりきりとあげたり、音量変化の度合いを微調整したり
細部の表現に入り込んできました。
ここから先がさらに面白いところで、お楽しみが満載。
どこまで表情豊かに仕上げられるか、わくわくしてきます。
蒸し暑くなってくると茅ヶ崎の練習環境は厳しいのですが
体調に気をつけて、熱い練習を続けたいものです。